伊豆山郷土資料館 (いずさんきょうどしりょうかん)



臨時休館日【伊豆山郷土資料館】

●臨時休館日 (予定)

平成28年1月26日(火) ~ 平成28年3月31日(木)
 
郷土資料館の展示資料が奈良国立博物館の特別展に出品されることとなりました。
熱海から奈良に展示資料が貸し出しされている期間を利用して、展示ケースの
布張りの張替修繕を実施いたします。 2ヶ月程度の工期を予定しております。 

皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほど宜しくお願い致します。


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奈良国立博物館特別展チラシ

伊豆山郷土資料館について

伊豆山郷土資料館

熱海市立伊豆山郷土資料館は、伊豆山神社の所蔵品を中心に、伊豆山地区に代々伝わる

 
郷土資料を展示しております。

特に、県指定の銅造走湯権現立像(どうぞうそうとうごんげんりゅうぞう)や木造宝冠阿弥陀
 
如来像及び脇侍像(もくぞうほうかんあみだにょらいぞうおよびわきじぞう)など、
 
往事の信仰を考えるうえで貴重な資料を展示しています。
 
また、頭髪梵字曼荼羅(とうはつぼんじまんだら)※複製展示※は、源 頼朝の夫人北条政子
 
が、頼朝の一周忌の日に、自らの髪の毛を除髪してこれを刺繍し、伊豆山権現の法華堂の
 
本尊として、阿字一幅を奉納したと、鎌倉幕府の記録著「吾妻鏡」に記されている曼荼羅です。
 
 
ご希望の項目をクリックしてください
 
            
 
        
 

開館のご案内

地図


■ 場  所   熱海市伊豆山708-2
       伊豆山神社境内
■ 行き方  ・JR熱海駅より
       「伊豆山神社線」バス約10分
       《伊豆山神社前》下車
       ・JR熱海駅よりタクシー約6分
       
 案内図はこちら 
■ 入館料 
  【一般料金】        
大  人   150円          
中・高校生 100円                          
小学生以下  無料  
                                                      
【市民、団体、障がい者等料金】
大   人   100円
中・高校生   70円
小学生以下    無料

※団体料金は、20名様以上となります。
※市民料金等の利用は、入館時に免許証や手帳等提示をお願いしております。

■ 開館時間 9:00から16:00
■ 休館日  水曜日 (ただし祝日の場合はその翌日)
        12月28日・1月4日
■ 電  話  0557-80-4252

展示品のご紹介

当資料館では、次にご紹介するような、貴重な文化財や資料を展示しております。


銅造走湯権現立像

銅造走湯権現立像(どうぞうそうとうごんげんりゅうぞう)

【所有】 伊豆山神社 静岡県指定有形文化財
南北朝時代
この像は、同じ伊豆山地区にある般若院(はんにゃいん)の伊豆山権現立像(いずさんごんげんりゅうぞう)に似ていますが、顔立ちや衣服等の作風に若干の相違が見られます。
穏やかな表情で、立烏帽子(たてえぼし)を被り、袍(ほう)(※上着のこと)に指貫(さしぬき)(※袴のこと)そして袈裟をかけたその姿は、七福神の恵比寿さまを思わせます。
持物は喪失しておりますが、伊豆山権現立像と比べて、鉾(ほこ)と笏(しゃく)とを持っていたと推定されております。
背中の上方には「本宮走湯権現神体 十方旦那勧進 明徳三年壬申十一月十八日」(ほんぐうそうとうごんげんしんたい じっぽうだんなかんじん めいとくさんねんじんしんじゅういちがつじゅうはちにち)と刻まれております。
明徳3(1392)年は、およそ半世紀に及んだ南北朝の争乱が終結したとされる年です。
この像には、当時の人々が、争乱で犠牲になった者たちへの鎮魂と、恒久の平和への願いが込められていたのではないでしょうか。

木造宝冠阿弥陀如来像及び脇侍像

木造宝冠阿弥陀如来像及び脇侍像(もくぞうほうかんあみだにょらいぞうおよびわきじぞう)

【所有】 伊豆山浜生活協同組合 静岡県指定有形文化財
平安時代後期
伊豆山地区にある逢初橋(あいぞめばし)近くの逢初地蔵堂にある像です。
つくられた当時は、中央の阿弥陀像を中心に、法・利・因・語の四菩薩像がその周りに配置された、計五体から成っておりましてが、現在、二菩薩像が亡失しています。また現存する二像も、両腕が無くなっております。
穏やかな表情の阿弥陀像は、髪を上で束ね、筒型の宝冠(ほうかん)を被っていたと考えられています。
寄木造り、漆箔、彫眼で彫技も優れており、常行堂の本尊として大変貴重な有形文化財です。
優品であるため、昭和43年より13年間、奈良国立博物館に寄託・出品されておりました。

木造 男神像・女神像

木造 男神像・女神像(もくぞう だんしんぞう・じょしんぞう)

【所有】 伊豆山神社 熱海市指定有形文化財
南北朝時代
この像は、表情豊かな親しみやすい男女の立像であります。男神像は胸先で手を組み持物を持つ姿、女神像は中国風な服の袖の中で手を組む姿が確認できます。
小像ではありますが、作られた当時は色鮮やかに彩色されていたこともうかがわれ、檜(ひのき)製の寄木造(よせぎづくり)となっております。
像の胎内には墨で銘が書かれており、男神像には「一心三締観努 一行一切行 恒悠三昧 内田入道玄朗広希一切諸入皆入□□ 泉正薫周」、女神像には「走湯山大仏師周□(慶) 明徳五年六月八日」と記されており、伊豆山神社の祭神であったことがうかがい知れます。

頭髪梵字曼荼羅

頭髪梵字曼荼羅(とうはつぼんじまんだら)

【所有】 伊豆山神社
鎌倉時代 複製展示
源頼朝の夫人北条政子が、正治2年1月13日頼朝の一周忌の日に、自ら髪の毛を除髪してこれを刺繍し、伊豆山権現の法華堂の本尊として阿字一幅を奉納したと鎌倉幕府の記録書「吾妻鏡」に記されています。
この曼荼羅は梵字一字一字(46文字)の黒い部分が北条政子の髪の毛であるといわれております。

拝殿向拝彫刻 龍神

拝殿向拝彫刻 龍神(はいでんこうはいちょうこく りゅうじん)

【所有】 伊豆山神社
江戸時代
伊豆山神社の社殿の向拝を飾っていた彫刻の一つで、「波の伊八」の名で知られた江戸時代の宮彫師、武志伊八郎信由の作とされています。
伊八は「波を掘ったら日本一」と言われた名工で、その作風は同時代に活躍した葛飾北斎等にも強く影響を与えたともされております。

紺紙金泥般若心経 後奈良天皇宸翰(こんしこんでいはんにゃしんきょう ごならてんのうしんかん) 1巻

【所有】 伊豆山神社 
室町時代 複製展示
後奈良天皇の御立願により諸国の一の宮に納められた宸筆心経の中、伊豆国あてのものとされている経です。
伊豆国一の宮とは三島大社のことですが、なぜ伊豆山神社に伝承されたかは不明です。後奈良天皇の宸筆心経は、安房、甲斐、三河、周防、肥後等の諸国あてのもの7巻のみが現存しております。

扁額 伊豆大権現

扁額 伊豆大権現 (へんがくいずだいごんげん)

【所有】 伊豆山神社
江戸時代
伊豆山神社は伊豆大権現(いずだいごんげん)、走湯大権現(そうとうだいごんげん)などと称されていましたが、明治時代になって現在の社名に改称されました。
この扁額は、その明治初年の廃仏毀釈の時まで、神社の拝殿に掲げられたものといわれています。文字は様々な動物などを模して描かれております。

伊豆山経塚遺物

伊豆山経塚遺物(いずさんきょうづかいぶつ)

【所有】 伊豆山神社 静岡県指定有形文化財
平安時代
昭和2年、伊豆山神社本殿の裏山で発見された大規模な経塚で、出土品にみられる銘文から一度の埋経とは考え難いが、12世紀を中心とした経塚遺物として考古学上貴重な有形文化財とされております。
・銅製経筒9基、土製経筒4基、銅製観音座像1体、銅製鏡1面。
・銘文(銅製経筒)「永久五年酉久八月四日丑巳僧良勝成祐橘氏」
・(鏡)「人僧永祐承安二年十一月十一日藤原景行□□平氏相州下毛利」。

伊豆山の沿革について

熱海市全景

伊豆山は熱海市の東部に位置され、古くから海岸に走るが如き温泉が湧き出ていたので、走湯山(そうとうざん)ともよばれていました。

1180(治承4)年、源頼朝が源氏再興の旗揚げに際し、伊豆山権現に祈願して、再興の基をつくったことが吾妻鏡に記されております。その後、1192(建久3)年、頼朝が鎌倉に幕府を開くとともに、伊豆山権現は関八州の総鎮守としてますます崇められるようになり、歴代鎌倉将軍の信仰をあつめたとされています。
室町時代には、文人、高僧及び各階層の旅行者が湯治を兼ねて参詣し、江戸時代になると、熱海に湯治に来た諸大名は、参詣とともに走湯を見物して帰ったとされるほど、伊豆山地区は熱海の名声を高めました。
 
このように、伊豆山は熱海の歴史を語る要衝地であります。
 
また伊豆山権現は、明治初年の神仏分離令により、「伊豆山神社」となり現在に至っております。

走湯温泉跡(市指定)

走湯温泉跡(市指定)

山腹の源泉から、湯が海中に走るように湧出する様子から「走湯」と名付けられたといわれています。
この霊泉は病を治し、長寿に貢献があると信じられ、神格化して信仰の対象となりました。

伊豆山神社について

伊豆山神社

祭神は、火牟須比命(ほのむすひのみこと)、伊邪那伎名(いざなぎのみこと)、伊邪那美名(いざなみのみこと)の三柱を祀った伊豆大神とされています。

全国各地に点在する伊豆山神社や伊豆神社、走湯神社などの起源となった、事実上の総本社格にあたる神社です。
 
創建時期は、社伝によれば、孝昭天皇の時代(紀元前5世紀~紀元前4世紀)ごろと伝えられています。古くは次のような名で呼ばれていました。
 
 伊豆大権現(いずだいごんげん)
 伊豆御宮(いずおんみや)
 走湯大権現(そうとうだいごんげん)
 走湯山(そうとうさん)
 
社伝によると、当初は日金山(ひがねさん※久良地山とも呼ばれた、現在の熱海市内熱海峠の近く)に鎮まり、その後本宮山(ほんぐうさん※現在の熱海市伊豆山の本宮神社付近)に移り、836(承和3)年に現在の地へ遷座されたと伝えられています。
 
また16代仁徳天皇が勅願所としたとされることから、以後 22代清寧、30代敏達、33代推古、36代孝徳、105代後奈良と六朝の天皇の勅願所となったとも伝えられております。殊に後奈良天皇は自筆の心経一巻(昭和2年国宝指定、現在国指定重要文化財)を奉納なされたと伝えられております。
 
平治の乱後、伊豆国に配流の身となっていた源 頼朝が、源氏の再興を祈願したとされるのも、ここ伊豆山神社です。頼朝は後に鎌倉幕府を開くと、関八州鎮護と称えて多くの社領を寄進したとされています。
以後、伊豆山神社は関東の総鎮守として、戦勝祈願の杜として隆盛を極めました。
 
明治維新での神仏分離令により寺が分離され、伊豆山神社と称されるようになりました。戦後、社格制度が廃止されて以降は宗教法人として新たに発足され、現在に至っております。
 
 
 
 

伊豆山神社の梛の木

伊豆山神社の梛の木

伊豆山神社は、源頼朝と妻 北条政子の逢瀬の場であったことから、現在も縁結びや恋愛成就を願う参拝客に人気があります。
特に御神木であるこの梛(なぎ)の木は、その葉を大切に持っていれば良縁が結ばれるとされております。
梛の葉は、その葉脈の形から容易に裂けません。このことから梛の葉は、男女の仲が裂けない、願いごとが叶うと古来より伝えられております。

頼朝・政子腰掛石

頼朝・政子腰掛石

境内の向かって左側にあり、頼朝と政子がここに腰掛けて恋を語らったとされる石です。

Izusan Local Museum

展示室

Izusan Local Museum is located beside the Izusan Shrine.  It exhibits treasures of the shrine and historical collection of Izusan area, including Statue of Hashiriyu Gongen God and crowned amitaabha.  Enjoy the mystic and serene atmosphere of the Izusan Shrine with a long history and honorable origin, as well.  The shrine also preserves a hair-embroidered Mandala in 1200 of Hojo Masako, a wife of MInamoto Yoritomo, the first Kamakura Shogun.  She made this piece with her hair when she became a nun on the 1st memorial day of her husband’s death.  (Ordinarily its copy is in display at the museum.)
●Address:  708-2 Izusan, Atami (within the Izusan Shrine premises)
●Directions: In front of "Izusan Shrine" on the Yu-yu Bus on the MOA/Izusan Shrine Route or on the local bus on the Izusan Jinja Route from Atami Station (approx. 10-min-ride).  It is about 6 min. on a taxi from Atami Station.
●Fees: 150 yen (adult), 100 yen (senior high school and college students), Free(elementary and junior high school students)  Group discount applicable to those over 20 members.
●Open: 9-16:00 (last admission 15:30)
●Closed on Wednesday(if it falls on a national holiday, on the following day instead) (May be closed on new-year & year-end holidays)
●Phone: 0557-80-4252

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